さまざまな恒星 ⅠⅠ

担当:池田 優二

ベーシックコース


恒星は宇宙における最小要素の一つと言えます。 星団も、銀河も、銀河団も宇宙すべての天体が恒星を基本要素として成り立っているからです。 つまり、恒星は物質の世界での素粒子のようなもので、宇宙を理解する上で必須の対象なのです。


本講義では、恒星の個性に焦点を当てます。 一言で恒星と言っても千差万別であり、それぞれが異なる形で宇宙の進化や成り立ちに影響を与えています。 こうしたいろんな恒星を紹介しながら、恒星についての理解を深めていくことを目指します。
講義は半期ごとの2回(IとII)に分かれています。 Iでは太陽のような単独で進化する恒星に焦点を当てます。 IIでは、双子の星である連星や、明るさが変わる変光星など、少し変わった恒星をテーマとしてとりあげます。


<講義内容>

① 恒星の温度と明るさの関係 -HR図
② 連星の種類と観測
③ 連星の軌道要素
④ ロッシュローブと降着円盤
⑤ 新星とその形成
⑥ 矮新星、Ia型超新星
⑦ 白色矮星と中性子星
⑧ 脈動する恒星
⑨ セファイド型変光星とその仲間
⑩ 質量放出を伴う星I: LBV, WR星、Be星
⑪ 質量放出を伴う星II: 原始星、AGB星
⑫ 質問・補足


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