さまざまな恒星 ⅠⅠⅠ

担当:池田 優二

ベーシックコース


 恒星は宇宙における最小要素の一つと言えます。星団も、銀河も、銀河団も宇宙すべての天体が恒星を基本要素として成り立っているからです。 つまり、 恒星は物質の世界での素粒子のようなものであり、したがって宇宙を理解する上で必須の対象なのです。


 本講義では、恒星の個性に焦点を当てます。一言で恒星と言っても千差万別であり、それぞれが異なる形で宇宙の進化や成り立ちに影響を与えています。 こうしたいろんな恒星を紹介しながら、恒星についての理解を深めていくことを目指します。 講義は半期ごとの3回(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ)に分かれています。Ⅰでは太陽のような単独で進化する恒星に焦点を当てます。 ⅡとⅢでは、双子の星である連星や、明るさが変わる変光星など、少し変わった恒星をテーマとしてとりあげます。


 本講義は隔週で実施し、春学期から開始して秋学期まで通年開講しています。


<講義内容>

① 恒星の分光観測 Ⅰ
② 恒星の分光観測 Ⅱ
③ 恒星から吹く風: 質量放出
④ 大質量星からの恒星風: LBV、WR星
⑤ 大質量星からの恒星風: LBV、WR星(続編)
⑥ 放出円盤を持つ星: Be星
⑦ 中小質量星の最後: AGB星
⑧ 原始星からの質量放出
⑨ 恒星の組成測定の原理 Ⅰ
⑩ 恒星の組成測定の原理 Ⅱ
⑪ 奇妙な組成の星: 化学異常星、炭素星
⑫ 種族IIIの星


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