微分方程式概略

担当:別所 泰輝

ベーシックコース


アイザック・ニュートンらによって微積分学とともに考案された微分方程式は,その成り立ちからして物理学と切り離すことができません. 物理学において自然現象を記述する場合,現象が時間変化する場合など,その振る舞いの記述には必ず微分方程式が現れます.
 中学高校で習う方程式は代数方程式と呼ばれ,未知数の値を求めることが目的ですが,微分方程式では「未知の関数の形」を求めることが目的です. 自然現象に対応した微分方程式の解を調べることで,その現象の定量的な振る舞いが関数の形として理解出来るのです.
 本講座では微分方程式の概略,歴史的成り立ち,物理学において微分方程式が果たす役割,微分方程式によってどのようなことが分かるのか,微分方程式研究の最先端,これらの事柄及びその周辺事項について全体的に触れます.
 本講座は全1回であり,微分方程式の詳細な計算手法は後の講座に譲ることとします.

<取り扱う内容>

微分方程式の概略
- 歴史的発展
- 何故自然は微分方程式で記述されるか?
- 様々な微分方程式及びその解
- 物理学における微分方程式
- 最先端の研究

<取り扱わない内容>

微分方程式の概略
- 微分方程式の解き方・計算方法


※本講座は6月に単発(2時間)で予定しております。 実施日が決まりましたら、再度ご案内いたします


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